一九
ページ目でございますが、(7)
賃借料ということで、こちらも今までどおり月額百万円を下限とすることなどを記載してございます。
(8)は区と
運営事業者の修繕・管理の分担についての記載でございます。
少し事務的なところがさらに細かくなりますので、飛ばしていただきまして、二四
ページ目を御覧いただけますでしょうか。
提案書の審査についてということで、(1)として
書類審査、(2)で
プレゼンテーション審査を行うことなどを記載しております。
審査委員につきましては、前回の
常任委員会で御報告した方々のお名前を記載してございます。
最後に、二六
ページ目に公募の
スケジュールを記載しております。
公募要項案につきましては、このような構成で策定してまいりました。
三
ページ目のかがみ文にお戻りいただけますでしょうか。表の下、4
説明会・
意見交換会の
開催概要についてということで、六月一日、二日に
地域住民説明会、
意見交換会を開催いたしました。
主な意見としましては、例えば校庭は分割すべきでない、もしくは
中学校側はもっと狭くてよいのではないか。児童の
運動能力が低下するんじゃないか、児童のセキュリティーとプライバシーをどう確保するのかといったような意見でございましたり、また、校庭を融通し合うことも検討してはどうか、
小学校側の
スポーツコート間の
バッファーを協議してほしいという意見もいただきました。また、
在宅勤務や交流ができる施設となってほしい、現在の校舎の雰囲気を残してほしいといったような意見もいただいたところでございます。
次に、三
ページ目の一番下、
校庭分割についてでございます。こちらは、前回五月の
常任委員会で御報告いたしましたが、次の
ページの図のように、
小学校側約五千七百平米、旧
中学校側約二千五百平米、七対三となる地点で分割し、約二千五百平米を使って新たな拠点において活用して活動を行っていきたいと考えてございます。
最後に、6の今後の
スケジュール(予定)でございます。区としましては、七月四日を目指して
募集要項を公表し、公募を開始したいと考えております。その上で、十二月上旬を
提案書締切りとし、
選定委員会による審査を経て、令和五年一月下旬には
契約相手候補となる
事業者を決定してまいりたいと考えております。
その後、
各種工事等を経まして、最終的には令和六年一月頃の
施設運営開始を目指していきたいと考えてございます。
説明は以上です。
○
羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆た
かじょう訓子 委員 御説明ありがとうございます。まず、校庭の分割の件でちょっと伺いたいんですけれども、
説明会でも住民の方からいろいろと御意見が出ていたと思うんですけれども、面積の分割の割合について、まだ交渉の余地があるのではないかというふうに、もっとそれについて話し合いたいというアプローチがあったというふうに思うんですけれども、
プロポーザルを開始するということになると、交渉がちょっと滞りますよね。この辺はもうちょっと後回しにするということは考えられないでしょうか。
◎納屋
産業連携交流推進課長 校庭の
分割割合、境界の話だと思います。我々としましては、土地の境界は、提案をいただいている
事業者提案にするというような事項ではなくて、区側が責任を持って定める事項かと考えております。これまでも議会の方からも、民間丸投げにならないようにというふうな御指摘もいただいてまいりましたけれども、その仕組みをこれまで考えて御提示してきたときに、
区有地のどこで境界とするかという大きな事柄を
民間提案とすることは、今後、我々区側が主体的に関わっていくと御説明してきた内容とも相入れない部分が大きいんじゃないかと思っております。
また、
民間事業者の提案という点では、一年前に
サウンディング調査も実施させていただきまして、全体を魅力的な施設にするには校庭は重要という意見もいただき、これらも踏まえて、区として検討を重ねてまいり、お示しをしてきたということでございます。
繰り返し説明をしていたところでございますけれども、我々この間、写真なんかもお見せして活動のイメージをお示しさせていただきましたが、ああいった活動を行うには一定の面積が必要であり、それは三千四百平米必要と考えていたところ、集約して実施するということで二千五百平米の案をお示しさせていただいてきたということでございます。
こういったもろもろの事情を総合的に勘案すれば、区としましては、公募の段階で境界を明確に設定した上で、公募を行うべきと考えてございます。
一方で、
小学校側での
イベント時などの
互いの融通などについては、対話を重ねながら柔軟に
ウィン・ウィンとなる方策を検討していくということは十分あると考えておりますので、そういった面で対話は引き続き続けさせていただきたいと考えております。
◆た
かじょう訓子 委員
プロポーザルをもうちょっと遅らせるとか、そいうことがなぜ検討できないかというのを伺わせていただきたい。
◎納屋
産業連携交流推進課長 これまで区側としましては、
PTAさん、各
スポーツ団体さんへの説明でありましたり
意見交換、対話を重ねさせていただきました。また、四月二十一日の
陳情審査においても、
継続審査ということでありましたけれども、
ウィン・ウィンのということで、我々なりに模索し、新たな
分割案を示し、芝を残すことでありましたり、二つの団体が同時に活動できるような案をお示しし、さらには、それ以前からも照明の設置や、水はけのよい土への入替えなど、要望いただいていた内容についても、
教育委員会とともに検討し、お示ししてまいりました。
また、既に旧
ものづくり学校は五月末で閉校しておりますけれども、空き家と今なっております。治安の観点でありましたり、
地震等有事の際の安全性の観点、施設の劣化の懸念、財産の
有効活用の観点からも、早期に工事にも着手すべきと考えてございます。
さらに、加えまして、
区内産業を取り巻く昨今の状況でありましたり、提案を検討していただいている
民間企業の
参入意欲なども含めて、これまでの
経緯等、様々な状況を総合的に勘案すれば、また
耐震工事と
事業者決定の
スケジュールというのも鑑みれば、七月からの公募を開始させていただきたいと考えております。
なお、繰り返しになりますけれども、個別に団体さんなどと対話でいただいている、先ほど申し上げました
コート間の
バッファーであったり、境界のフェンスの在り方、また
小学校イベント時の融通し合った活用などについては、
公募開始後であっても調整ができるため、引き続き対話を継続し、先方の意見の集約などもいただきながらよりよいものにしていきたいというふうに考えてございます。
◆た
かじょう訓子 委員 ちょっとここで、一番最初は六・四の割合で四割を活用するという話から、住民の皆さんのお声を聞いて対話をするということをやっていきますということで、それで前回のときに示していただいた三割程度の利用に少し狭めましたよね。この根拠、ごめんなさい、
前回誰かが質問したかもしれないんですけれども、この三割にした根拠というのを教えていただけますか。
◎納屋
産業連携交流推進課長 まず一つが、
小学校側の校庭の視点から見た場合に、団体さんから要望をいただいていた二つの団体が同時に活動できるということで、大きく
サッカーコートと、右に芝生で、そこにまたフットサル
コートが引けるようなものをお示ししてまいりました。それを二つ入れるということで考えたときに、六〇%から七〇%東側に境界線をずらせばそれが一つはまるという観点で検討させていただいたということ。もう一つ、
中学校側の視点から見れば、これまで御提示してきているいろんな活動をしたいということを申し上げてまいりましたが、それを集約させれば、九百平米分右に、東にずらしたとしても何とか実施できるんじゃないかというふうな両面から検討して、こういった案をお示しさせていただいているということでございます。
◆た
かじょう訓子 委員 住民の皆さんの声を聞いて、要望を聞いて、それで変更したということは評価します。
それで、
事業者に委託した場合に、それで採算が取れるかどうかという視点ではどうなのかというのをちょっと伺いたいんですが。
◎納屋
産業連携交流推進課長 事業者に校庭も含めて一体的にお貸しをするということでございます。
サウンディング調査なんかで聞いておりますのは、校庭は、我々としても広く誰もが入ってきて利用できる場にしてほしいということを前提としておりますので、そうした場合、そこでマネタイズといいますか、お金を稼ぐということはなかなか難しいと思っております。
一方で、校舎もしくは体育館を活用して様々なコンテンツを提供することで稼いでいただいて、校庭はそこにつながる様々な校舎の中から染み出す活動でありましたり、ひとつ施設全体の顔ということも申し上げておりましたが、そういった観点で校庭を使っていくということで、一部
イベントなんかでマネタイズできる部分はあると思いますけれども、そこで経常的に稼いでいくというのは難しいんじゃないかというふうには考えてございます。
◆た
かじょう訓子 委員 今の御説明だと、三割に設定した必要性というか、根拠がちょっと薄いかなというふうに思ってしまったんですね。やっぱり住民の方も、何で三割なのか納得しておられないから、多分もう少し少なくてもできるんじゃないのと、三割程度で大丈夫なんだったら、もうちょっとでも大丈夫なんじゃないのというふうに、やっぱり根拠がちょっと薄いんじゃないかなって思うんですね。この辺はどうなんですか。お願いします。
◎納屋
産業連携交流推進課長 三割というか、我々としましては、もともと四割必要という考えがスタートでございます。それを、この間お示ししました四つの使い方、様々な実証でありましたり、スタートアップさんの起業、創業の支援、もしくは子どものワークショップであったり、地域のコミュニティー、そういったコミュニティーに資する
イベントなんかをするときには、
サウンディング調査なんかも経ますと、やはり大きな意見としては、当初示していた四〇%、三千五百平米が必要というふうな意見もいただいて、我々としては市場調査を踏まえてその面積が必要ということ考えているところを、集約して何とかできないかということで二千五百平米をお示しさせていただいているところでございます。
また、前回の
常任委員会資料でお示ししてきました他の自治体の広場、空間の利用につきましても、大阪の事例なんかも出させていただきましたけれども、あそこも約二千五百平米ということで、他の実際にやっているところの事例も参考にさせていただいて、二千五百平米に集約してやっていけないかということで、六・四を七・三ということでお示しさせていただいているということでございます。
◆た
かじょう訓子 委員 やはりちょっと根拠が曖昧だというのもあって、その辺の説明が住民の方にちゃんと伝わっていないというふうに思います。
プロポーザルの日程についても、柔軟に検討していただきたいと私は思っておりますので、そこは要望させていただきます。
それと、もう一つなんですけれども、この内容なんです。内容について、
事業者に丸投げというのではなくて、例えば区が政策に生かすべき内容について、どのようにフィードバックできるのかという、その辺は区がどのように考えているのか、ちょっと伺いたいです。
◎納屋
産業連携交流推進課長 もともと産業政策としてやっていく必要があるような
事業者支援でありましたり、
創業支援を、ここの池尻の地に集約してやっていくということでお示しさせていただいていますので、フィードバックというよりも、実際にこの場を使って産業政策を実施していくということが一つ。あとは、今までの
ものづくり学校と違うところは、
運営委員会に区と
事業者が共に入って、共に企画をしながら進めていくという観点で、フィードバックというよりは、じかに運営していく立場ということで、そこら辺がこれまでと大きく違うところであるかなというふうに考えております。
◆た
かじょう訓子 委員 最後です。ぜひこの事業をやっている上で、区内の
事業者の傾向であるとか、どんなことに問題を抱えているのかとか、そういったことが表われて、それをつかめる場所でもあるというふうに思うんです。そこは、区の政策につなげるという意味でも、ぜひそれができるような内容にする必要があるんじゃないかというふうに思っているので、ちょっとそれは検討していただきたいと要望します。
◆
ひえしま進 委員
説明会を六月一日、二日と開催されて、これまで区民との対話をしっかりお願いしたいということを言ってきましたけれども、今お話を伺っていると、内容は、ある程度柔軟に変更できたり、また新しく考えたりできるということなんですが、今後も定期的に区民の方との
意見交換会みたいなものを開催し続けていくという理解でよろしいのかお答えください。
◎納屋
産業連携交流推進課長 引き続き、
PTAさんでありましたり、
スポーツ団体さんからは、境界のフェンスの仕様でありましたり、
サッカーコートと芝のところの幅がどれぐらいかということでありましたり、もろもろ引き続き調整をしていかないといけない事項がたくさんあると思っておりますので、公募を開始した後でもそこはできる話だと思っておりますので、引き続き対話、相談ということはさせていただきたいと当然考えてございます。
◆
ひえしま進 委員 今回の公募に係ることについても結構不安に思っている方もいらっしゃるようなので、引き続き、丁寧にそのプロセスの情報公開をしていただきたいと要望して、終わります。
◆
高岡じゅん子 委員 公募の要項の中で、特に区民と
事業者に開かれた場としての位置づけということが要項の中にも書かれていると思います。もちろん区のほうが、今
ひえしま委員からもお話があったように、区と
地域住民との話合いというのもぜひ続けていただきたいと思うんですが、さらに事業提案の
募集要項の中に、四つ目の大事な点として、
事業者だけでなく区民にも開かれた場として運営していくということが書かれていますので、応募してくださる方にも、開設以降とか、それからその計画が実現していくに当たっても、きちんとどういう意図でどういう使い方をするということを区民に、区民と対話をしていく姿勢があることがとても大切だということを伝えていただきたいなと思っています。
先ほどのたかじょう委員からの質問の中で、校庭部分というのは、そこから収益が得られる場所ではないというふうに想定しているとおっしゃっていらっしゃいました。もともとは保育園ができることによって最初使えるところがかなり減る、そういう中から、だったら全部必要だというようなところも出てきた中で、今回位置が少し動きました。結局、芝生というのは、校庭でもメンテナンスをすごく皆さん苦労していらっしゃって、たくさんもらうということはたくさんメンテナンスをしなきゃならない。収益性ということを考えたときに、
事業者のほうで、いや、ここまで要らないですという提案が出てくる可能性も私はあるのかなと思っています。
一応ここまでお使いいただけますよという図面を区のほうから出して、もちろんこれがないと考えられないので必要だろうとは思うのですが、こういった中で、例えば
事業者のほうで、ここまでの間口を使うことにすごく絶対的なメリットが必要なわけではないというような意見も出てきた場合に、地域と区と、そして
事業者の全部が納得する形で、最終的な契約のときに本当の確定というのが出てくると思うので、ぜひ
事業者の方も含めて粘り強く対話をして、地域の方と区と
事業者がみんな
ウィン・ウィンになるような新しいビジョンなり提案の受け方というのを工夫していっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎納屋
産業連携交流推進課長 事業者とは、公募要項の中でも提案を受けて区と協議をして、最終的な仕様を固めていくというふうなところたくさん記載してございますので、最終的に採択された
事業者とも、校庭の利用もそうですし、校舎の使い方、体育館の使い方、全体の運営の仕方なんかも密接に協議を重ねて、最終的なものをつくり上げていきたいと考えております。
◆
高岡じゅん子 委員 ぜひ
事業者の方に、プロセスの住民との対話ということを大切にしていただくように働きかけていただいて、これから
プロポーザルが進んでいくに当たっての選考の状態とか、そういう方向性に関しても、できる限り住民の方が不安にならないように、対話と透明性ということを、区のほうで心がけていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎納屋
産業連携交流推進課長 御指摘のとおりだと我々も思っておりますので、議会への御報告も含めて、
地域住民の方への情報提供、そういったところを気をつけながら説明、検討を進めていきたいと考えております。
◆
中山みずほ 委員 今までの議論とちょっとかぶるので手短に聞きますけれども、私も
説明会に参加させていただき、二日目はいそだ議員が、手分けして確認して共有させていただく中では、やはり今まで各委員からあったように、丁寧な説明をこれからも必要だなというふうに感じています。
対話に関してちょっと具体的に聞きたいんですが、募集して
事業者が決定した後、
事業者とも対話する場というのはあるんでしょうか。
◎納屋
産業連携交流推進課長 決定した後も、区からまた地域への御説明は必要だと思っていますし、その際には、最終的にはどういった
事業者になるかというところも含めないとあれなんですけれども、我々としては
事業者も共に説明をしていくということで想定をしてございます。
◆
中山みずほ 委員 ぜひそこは区側から、やっぱり直接聞いていただくことで分かるものというのがあると思うので、お願いしたいと思います。
あともう一個、細かいんですけれども、フェンスのところで開閉は、もちろん防犯のいろんな面も考えてですけれども、できるものなんでしたっけ。すみません、念のためです。
◎納屋
産業連携交流推進課長 まず、今の小学校全体として医療救護所になっておりますので、フェンスを設置した後であっても扉をつけることは必要だと考えておりまして、行き来ができるような形にはしなければいけないと思っております。一方で、その扉の仕様につきましては、学校長からも、これぐらいの幅があったらいいとか、もっとあったほうがいいとかいろんな御要望もいただいていますので、その仕様については
PTAさん、学校長などと相談をしながら、最終的に進めていきたいと考えてございます。
◆
中山みずほ 委員 分かりました。ちょっと開閉の自由度みたいなところもちょっと気になっていました。今後使い方、その他、住民の方の御意見を伺う中では、そこも実は大事なんじゃないかなと思っています。
あと、実際の公募ところで三点だけ伺わせてください。この公募広報、公募しますというのは、恐らく
サウンディング調査した
事業者さんにはいくと思うんですが、それ以外でどのような形で公募されるんでしょうか。
◎納屋
産業連携交流推進課長 我々として、今、広報を考えておりますのは、当然ホーム
ページや区のSNS、そういったところを活用することは当然ですけれども、あと御指摘のありましたサウンディング
事業者へのお知らせでありましたり、
産業団体などを通じたお知らせに加えて、プレスリリースも考えてございます。昨年、一年前に
サウンディング調査をしたときも、最終的にネットニュースに取り上げていただいて広く周知された面があると思いますので、プレスリリースなんかも活用しまして、取り上げていただけるような工夫をしていきたいと考えております。
◆
中山みずほ 委員
サウンディング調査をしたところは区が選んだところだと思うんですけれども、そこだけに先に周知される、もしくは濃度を濃くいくよりは、やっぱり広く公募していただくことが公平ですし、あと、よりよい御提案もいただけると思うので、ぜひプレスリリースはやる方向ということであれば、ぜひやっていただきたいなと思います。それは要望です。
あと二点です。もう一点は、今度一六
ページでしたか、KGIという言葉が出てきたと思うんですけれども、これに関しては、今まで
KPIの話をすごく細かくされていて、ここで出てきた何か理由というのはあるんでしょうか。
◎納屋
産業連携交流推進課長 一六
ページ目に
KPIを載せております。今まで、一六
ページの下のほうの「以上の
KPIの達成により」というところのKGIに関しましては、分割して①と②のところに大体半分ずつの金額を掲載しておりました。一方で、
選定委員会を開催する中で、個別の売上げ増でありましたり、区内経済波及効果というのを算出するのはあまり適切じゃないというふうな専門家の御意見もありまして、施設全体で生んでいく売上げ増、経済効果というふうに少しまとめたほうがより適切であり、また、ここで掲げている
KPIとの粒度で考えれば、これはKGIとして掲げるほうがより適切じゃないかというアドバイスをいただいて、今回このような書換えというか、そういった形にさせていただきました。
◆
中山みずほ 委員 要は検討委員の方からの御提案ということでよろしいんですか。分かりました。
あともう一点、これは細かいことで、先の話ですけれども、以前やっぱり、例えばSETA COLORに参加している
事業者さんとかと話をしていると、あの
ものづくり学校はどうなるのという言い方、やっぱり
ものづくり学校というネーミングが出てくるんですね。しばらくそういうもので私たちもつい会話ではしますけれども、たしかあのとき、うちの会派からの疑問で、商標が
事業者に取られてしまっていたと。今回もネーミングはすごく重要だと思うんですが、これから検討だと思うんですけれども、そういったところの商標も含めて、公募前にある程度そこは握っておかなきゃいけないのかなと思うんですが、その辺はお考えが何かありますか。もしくはこれからでしょうか。
◎納屋
産業連携交流推進課長 そういった意味では、
民間事業者からもそういったところを提案していただいて、共に検討していくと考えております。以前、昨年九月一日の
常任委員会では、SIB、
世田谷イノベーターズベースというふうなプロジェクト名をお示しさせていただきましたけれども、プロジェクト名はそれなんですけれども、実際の施設の名前に関しましては、よりインキュベーションに寄せるのか、ここで言うと三番目、四番目のポーションが大きいのかというところで名前も変わってくると思いますので、
事業者の提案も踏まえながら、共に検討していくと。
かつ過去の
ものづくり学校のような問題が起きないような適切な手続を踏んで決めていくということで考えております。
◆
中山みずほ 委員 要望ですけれども、やっぱり商標って大事だと思うんで、その辺はちゃんと
世田谷区のほうで握れるようにしていただけたらと思います。
◆おぎのけんじ 委員 一
ページ、二
ページに
選定委員の方からの御意見ということでいろいろ書かれていますけれども、これを見ると若干先行きが不安になるというか、端的に言うと、ちょっと甘いんじゃないかなと思ったんですね。
我々の会派としては、これまで何度も言ってきていますけれども、この事業自体がゼロからのスタートじゃなくて、マイナスからのスタートだという前提に立ってほしいと思っていまして、単純な新規事業ではなくて、
ものづくり学校でもさしたる実績が出なかったということですとか、ある意味、
創業支援という枠組みでは一度失敗していることですとか、あるいは資産価値何十億円という土台を使うということ等々、そういったことの前提の上に成り立たせようとしているということを、
選定委員の方にも、今後もつくられていく
評価委員会の方にも、あるいは当然ながら
事業者にもしっかり理解してもらわないといけないと思うんです。その説明責任というのは、やっぱり区にあると思いますし、その意味で、
選定委員の中に入っている部長ですとか、あるいは評価委員に入る政経部長でしたか、極めて責任は重いんだろうなと思います。
区長もこの間、本会議で、うちの代表質問に対して、この問題に関しては不退転の決意で臨むというようなことをおっしゃっていましたけれども、やっぱりそこに関わる全員が同じような覚悟でやっていただかないと駄目だと思うんですね。これはやっぱり
事業者が勝手にやる事業じゃなくて、区がやりたいやりたいと言っている事業なわけですから、我々もここまでやむなく譲歩して、結果が出なければ、即刻畳んでくれということで、今回契約形態とかも考案していただいたんだと思いますけれども、それも形だけじゃなくてね、このスキームを厳格に実運用していただかないと、やっぱり話が違うということになってしまうと思いますので、我々も当然ながら、今まで以上に厳しく見ていこうと思いますけれども、皆さん方も、
選定委員だとか評価委員が言ったことをうのみにしないで、区民が求めているのはもっと高いレベルなんだということを何度も何度もすり込んでいただきたいと思うんですね。この点、副区長、いかがですか。
◎岩本 副区長 この間、様々御指摘いただいたのを積み上げて検討を進めてきたと思っております。こういう形で今日御報告させていただいておりますけれども、
経済産業部としてはそれなりのノウハウを蓄えてきていると思いますけれども、まだまだこれから本格的な企業支援とかについては、我々も学ばなくちゃいけないことがありますけれども、一昨日、区長も御答弁したとおり、今回改正した新たな条例とひもづけて、区の経済産業政策の一つの柱として位置づけていくと考えてございますので、そこについては、まさに区長と同じになりますけれども、不退転の決意でやっていきたいと思っています。
◆おぎのけんじ 委員 よろしくお願いします。
その上で改めて三点ほど要望したいと思うんですけれども、お金の面ですね。これは前に出したうちの要望書にも書かせていただきましたが、追加投資に関しては極力抑えてほしいということです。それからもう一つが、やっぱり収益の観点で、収益を上げるというところの検討をやめないでいただきたい。
事業者から今百万円という予定額がありますけれども、そこの上乗せをしていくことも場合によっては考えられると思いますので、そういったことも検討の対象としてほしいということです。最後ですけれども、この間も似たようなことを言ったんですが、
事業者の決定後になると思うんですけれども、
評価委員会に、
事業者との利害関係がない実際にスタートアップに投資をしているベンチャーキャピタルの方みたいな方を入れていただきたいんですね。やっぱりコンサルですとか学識の方には分からない現場感があると思いますし、
KPIの優先順位的にも、ここの人材というか、評価委員の層を厚くすることが必要だと思っておりますけれども、この点についてお考えがあればお聞かせ願います。
◎納屋
産業連携交流推進課長 三点、まず追加投資につきましては、御指摘を踏まえて、そのような方向で我々としても検討をしていきたいと考えております。
また、収益につきましても、
事業者が想定以上の収益を上げた場合には家賃の検討をするというところは盛り込ませていただいておりますけれども、一方で、御指摘の点を踏まえて、引き続きそういったところは検討していきたいと考えております。
また、
評価委員会にベンチャーキャピタルのような投資家、もしくは経営者を入れるという点につきましても、前回の
常任委員会の御指摘も踏まえて、我々としてもそういったことが重要だと思っておりますので、
評価委員会のメンバー構成する際には、そういったことも踏まえてメンバー構成を検討していきたいと考えております。
◆おぎのけんじ 委員 岸田首相もスタートアップへの投資とかスタートアップの育成というものを骨太の方針に位置づけたと思うんですけれども、まさにそれが国策になったという私は認識なんですが、どうせやるなら、やっぱり
世田谷からもそうしたスタートアップがどんどん生まれてほしいなと思いますし、
世田谷区内に好影響が及ぼされるという小さいスケールじゃなくて、世界と勝負できるぐらいの企業を生み出すんだというぐらいの気持ちでやっていただきたいと思いますし、その可能性のありやなしやについては、しつこいようですけれども、我々としては厳しく見ていきたいと思います。
◆
小泉たま子 委員 この旧
池尻中学校跡地における
産業活性化拠点、このことについては、私たちの会派はずっと区全体としてやるべきであるし、体育館と校庭はこの事業から切り離すべきだということを申し上げておりますが、このことについては変わっておりませんので、改めてここで申し上げておいて、それで、いろいろ計画が立てられて進むようですけれども、非常に厳しい目で見ていきたいと考えておりますので、そのことだけを申し上げておきます。
◆いたいひとし 委員 一
ページ目の①の二ポツ目なんですけれども、
KPIの目標等も含めて
利益水準を確保するのは難しいのではないかと書いてあるんですけれども、前から言っているとおり、この事業をするに当たっては、やっぱり相当の経費がかかると思っているんです。例えばこれは
事業者の努力にもよるんでしょうけれども、少なくともどのぐらいの経費をかけないと
KPIが、一年目ということでかかるというような見込みとかというものもあるんでしょうか。
◎納屋
産業連携交流推進課長 KPIにかかる費用の見込みということで申し上げるとより例えば我々が申し上げているようなインキュベーションマネジャーやコミュニティーマネジャーを連れてきていただいて実施するというふうなこと、そこに、より効率的、より効果的なノウハウ、知見なんかを生かしていただいて、
民間事業者に担っていただくということで考えておりますので、もちろん
地域連携型ハンズオン支援事業などでやっているところも参考にしてはおりますけれども、
KPIを達成するために何千万円が必要というところを明確に申し上げるのはなかなか難しいかと思っております。
◆いたいひとし 委員 今類似の事業を見れば、どのぐらいかかるかというのは、
世田谷区は予算を出していますから、そのぐらいの経費はかかるだろうということで逆算して今質問しているんですね。このぐらいの経費がかかるという、行政自らがそういう試算をしているので、そうすると本当にこの事業を受けてくれる事業所の経営状況、それから十年間の収支状況というんですか、そういうものを事前にしっかりと見定める必要があろうかと思うんですけれども、今ちょっと資料を見ても、どこにもそれをピックアップできるようなところがない、私は分からなかったんですけれども、そういうことが
事業者募集のこの書類の中に反映されるものなんでしょうか。まず、そこの
考え方を教えてください。
◎納屋
産業連携交流推進課長 説明を飛ばしてしまったんですけれども、そういった意味では、資料の二六
ページに、前の
ページから評価基準について申し上げているところでございますけれども、二六
ページ目の⑫に初期投資に伴う資金計画、⑬に資金の収支計画、十年間の支出と収入、また、⑭にその企業の財務の安定性、そういったところも見させていただくことで考えております。したがいまして、そういったランニングの収支でありましたり、その企業の体力といったところも、この提案をいただく段階で我々としては見させていただきたいというふうに考えてございます。
◆いたいひとし 委員 了解しました。先ほどおぎの委員も言っていましたけれども、追加で
世田谷区が出すようなことがないように、そこは厳格に私たちは申し上げておきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
羽田圭二 委員長 次に、(4)その他ですが何かございますか。
◎畑中
世田谷清掃事務所長 自動車事故の処理の終了について御報告させていただきます。
一月三十一日の当
委員会で御報告をいたしました区内桜上水一丁目二十五番先の路上におきまして、一月十四日に発生した自動車事故の処理について、相手方との交渉が整いましたので御報告いたします。
事故の内容でございますが、区の職員が運転する軽小型貨物自動車が、可燃ごみを収集し、清掃工場への搬入途中、渋滞により停車していたところ相手方車両に追突されたもので、職員二名のけがと車両に物損を負ったものでございます。
発生当時、区は無過失であると推定されると御報告させていただきましたが、事故後、相手方との示談交渉を進めた結果、相手方の過失が十割で確定し、物損について全額賠償していただきました。
なお、修理した内容でございますが、破損したテールランプなどの部品交換、塗装などで、金額は合計五万五千七百四十二円でございました。
また、救急搬送された職員二名は大けが等には至りませんでしたけれども、治療費を含む費用が発生しておりますので、別途相手方とそれぞれの職員との間で損害賠償について内容、金額を取り決めましたとのことでございます。
報告は以上でございます。
○
羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
羽田圭二 委員長 以上で
報告事項の聴取を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
羽田圭二 委員長 次に、2
資料配付ですが、お手元の資料のとおりですので、後ほど御覧ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
羽田圭二 委員長 次に、3請願の
継続審査についてお諮りいたします。
令元・一一号「東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める要望書に関する陳情」外九件を請願の
継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
羽田圭二 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
羽田圭二 委員長 次に、4閉会中の
特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。
1. 区民生活及び環境行政について
2. 女性及び青少年対策について