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  1. 世田谷区議会 2022-06-16
    令和 4年  6月 区民生活常任委員会-06月16日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 4年  6月 区民生活常任委員会-06月16日-01号令和 4年  6月 区民生活常任委員会 世田谷議会区民生活常任委員会会議録第六号 令和四年六月十六日(木曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十名)    委員長         羽田圭二    副委員長        いたいひとし                おぎのけんじ                河野俊弘                河村みどり                中山みずほ                ひえしま 進                たかじょう訓子                高岡じゅん子                小泉たま子  事務局職員    議事担当係長      髙橋 亮    調査係主任       落合翔吾  出席説明員    副区長         岩本 康
      玉川総合支所    総合支所長       馬場利至   烏山総合支所    総合支所長       皆川健一    地域振興課長      大谷 昇   生活文化政策部    部長          片桐 誠    市民活動推進課長    瀬川卓良   経済産業部    部長          後藤英一    商業課長        中西成之    産業連携交流推進課長  納屋知佳    工業・ものづくり雇用促進課長                荒井久則   清掃・リサイクル部    部長          蒲牟田和彦    世田谷清掃事務所長   畑中 健   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 令和四年度一般会計補正予算(第二次)について〔当委員会所管分〕   (2) 烏山区民センターへのマンホールトイレ設置工事及び工事に伴う駐輪場の一時移転について   (3) 旧池尻中学校跡地施設における運営事業者公募開始について   (4) その他  2.資料配付   (1) 行事予定等について  3.請願の継続審査について  4.閉会中の特定事件審査(調査)事項について  5.協議事項   (1) 行政視察について   (2) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前十一時五十八分開議 ○羽田圭二 委員長 ただいまから区民生活常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━羽田圭二 委員長 本日は報告事項聴取等を行います。  まず、委員会運営に関しては、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応をお願いいたします。また、発言に当たりましては、お手元のワイヤレスマイクを使用していただくようお願いいたします。  それでは、1報告事項の聴取に入ります。  (1)令和四年度一般会計補正予算(第二次)について〔当委員会所管分〕について、理事者の説明を願います。 ◎馬場 玉川総合支所長 それでは、令和四年度一般会計補正予算(第二次)につきまして、当委員会所管分を御報告いたします。各部より、右上のページ番号ページ一般会計部別一覧と併せまして、八ページ以降、各歳出事業の概要により御説明申し上げます。  まず、私からは、玉川総合支所補正予算について御説明いたします。  七ページを御覧ください。補正額は三千九百万円となってございます。  次のページを御覧いただけますでしょうか。1の新型コロナウイルス感染症防止対策の(2)新型コロナワクチン住民接種(四回目)に係る経費の部分でございますが、接種体制区立施設での集団接種会場としまして、旧二子玉川仮設庁舎借上げ等に係る経費となってございます。  私からは以上でございます。 ◎片桐 生活文化政策部長 私からは、生活文化政策部補正予算について説明いたします。  七ページを御覧ください。記載のとおり、補正額は一千百万円でございます。  個別事業補正内容につきましては、一一ページをお開きください。一一ページ記載の(1)と(2)に記載のとおりでございます。内訳につきましては、海外においてウクライナ避難民支援に取り組む団体への寄附金として六百万円、世田谷区内で受け入れたウクライナからの避難民への支援として約五百万円となります。 ◎後藤 経済産業部長 それでは、経済産業部補正予算について説明をいたします。  七ページにお戻りいただきたいと思います。補正額は三億三千万円でございます。  個別事業補正内容につきましては、一〇ページの(7)と(8)に記載のとおりでございます。内訳については、せたがやPayを活用した事業者支援及びせたがやPayによる消費喚起として約二億二千四百万円、新型コロナウイルス感染症対策緊急融資あっせん受付期間延長に伴う信用保証料補助及び利子補給の増として約一億六百万円となります。  補正予算の説明は以上でございます。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━羽田圭二 委員長 次に、(2)烏山区民センターへのマンホールトイレ設置工事及び工事に伴う駐輪場の一時移転について、理事者の説明を願います。 ◎大谷 烏山総合支所地域振興課長 私からは、烏山区民センターへのマンホールトイレ設置工事及び工事に伴う駐輪場の一時移転について御説明いたします。  まず、一ページの1主旨のところですが、烏山区民センター西側駐輪場内に、災害等による断水時のトイレ機能の確保を目的に、マンホールトイレ七基及びマンホールトイレ用井戸ポンプ設置工事を行う。また、工事期間中、駐輪場烏山区民センター前広場に一時移転するという内容です。  工事期間については、令和四年十一月から令和四年十二月までの二か月間を予定しております。  工事内容としては、マンホールトイレ設置工事マンホールトイレ用井戸掘削工事になります。  経費の概算としては、二千五十二万円を見込んでおります。  マンホールトイレの設置の場所の概要ですけれども、区民センター西側にございます約百三十八平米の部分に、現在百四十台ほどの駐輪が可能となっております。マンホールトイレ用井戸ポンプを設置すると、約三台分ほど駐輪スペースをそこで取ってしまいますので、減少することとなります。  駐輪場の一時移転場所の概要ですけれども、烏山区民センター前の広場の西側の一角に予定しております。同様に百四十台程度の駐輪を予定しております。  続きまして、二ページを御覧いただけますでしょうか。こちらにあるように、現在の烏山区民センターの西側の部分に赤い点線で示されている仮囲いを設けまして、その中で工事を行います。マンホールトイレの七基の設置位置はこちらに示しているとおりになります。  続きまして、下の図ですけれども、区民センター前広場、南側の広場ですけれども、西側の植え込みの部分、地下駐輪場の出入口の南側に駐車スペースを設ける予定としております。  一ページ目にお戻りいただけますでしょうか。周知方法といたしましては、一旦、五月の段階でホール利用中止を案内してございます。工事期間振動等がありますので、一旦利用中止の案内をさせていただいています。六月中に、営繕側とも調整がつきまして、工事期間を限ることでホールの一部利用が可能になることを御案内させていただきまして、七月一日の一月分の予約に合わせて、十一月、十二月分についても、ホールの利用を受け付ける予定としております。  九月には駐輪場の一時移転の案内表示をさせていただきまして、九月二十五日号の「区のおしらせ」にて周知を行います。十月にはマンホールトイレ設置工事周知用のチラシを近隣に配布する予定としております。  8その他でございますが、この工事については井戸掘削ですとか、舗装をはがす際に、相当な騒音及び振動を伴うことから、工事期間中については、烏山区民センター内のホールの利用を制限しまして、土曜日、日曜日、祝日及び平日の十七時半以降については工事が止まりますので、その間のみの利用としていく予定としております。  私からの説明は以上です。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆河村みどり 委員 お伺いしたいのですが、ここに喫煙所が設けられていたと思うんですが、そちらの対応はどのようになるか教えていただけますか。 ◎大谷 烏山総合支所地域振興課長 喫煙所の部分は工事には当たらないような形で、そのまま設置したままということになる予定です。 ◆河村みどり 委員 もう一度、ちょっと確認なんですが、あくまでもホールのみ使えない期間がありますが、広場の貸出しだとかその他の区民の集会室だとかの利用に関して何か影響はありますでしょうか。 ◎大谷 烏山総合支所地域振興課長 ホール以外の集会室等については今と同様の形で利用していく形になります。ワクチン接種がありますので、ワクチン接種会場の部分は使えないということですけれども、ほかの部分については通常の利用は可能です。  また、センター前広場については駐輪スペースでかなり狭くなるよということを御案内した上で、空いている日については貸出しの対応で行っていく予定としております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━羽田圭二 委員長 次に、(3)旧池尻中学校跡地施設における運営事業者公募開始について、理事者の説明を願います。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 旧池尻中学校跡地施設における運営事業者公募開始について御報告をいたします。  まず、資料構成でございますが、右上の一ページ目から四ページ目をかがみ文として、五ページ目から二七ページ目が募集要項案、その後、募集時の事務的資料を添付しております。大部となりますので、説明は冒頭のかがみ文と募集要項に基づき御説明をさせていただければと思っております。  まず、一ページ目の1主旨を御覧いただけますでしょうか。旧池尻中学校跡地を活用した新たな産業活性化拠点については、この間、議会からの意見や御指摘、またPTA子どもスポーツ団体をはじめとする地域住民との対話を踏まえた検討を行ってまいりました。その上で、これまでお示ししてきた方向性や考え方募集要項として落とし込み作成したため、御報告をするものでございます。  2の選定委員会の開催、委員意見及びその対応を御覧ください。これまでお示ししてきた考え方などを踏まえ、第一回目となる旧池尻中学校跡地施設の新たな活用に関する運営事業者選定委員会を開催いたしました。選定委員からは、専門的見地からの指摘や意見を聴取し、その上で主な意見を踏まえ、募集要項案に反映をしてございます。  主な意見と意見を踏まえ具体的に調整した箇所については、下記にお示しするとおりですけれども、かいつまんで御説明させていただければと思っております。  まず、一ページ中段の①事業全般についてでございます。  一つ目のところですが、本施設の取組は今後の新しいモデルになるという意見でありましたり、二つ目のところでは、一方で内容が多くの領域にまたがりハードルが高い事業であるということ。また、KPIも高く運営事業者が一般的な利益水準を確保することは難しいという意見がございました。下から二つ目のところですけれども、このような施設があることで、中長期的な取組という観点で意義があるということでございましたり、一番下は、インキュベーション施設機能だけではなく、区民と事業者が交わることができるという価値が大きいことも認識すべきじゃないかというふうな御意見もいただきました。  二ページ目にお移りいただけますでしょうか。②の委託事業についてですけれども、区の関与として、委託事業の内容も含め示していくべき、また、事業の相乗効果が生まれるため、これまでの費用の削減効果も期待できるという意見がございまして、これを受けまして、地域連携型ハンズオン支援事業につきましては、新拠点で実施することが効率的かつ効果的な支援につながるとともに、より実践的な取組ができると考えることから、本拠点に移管をしていくことで考えてございます。  次に、③KPIについてですけれども、KPIの数字が高く現実的ではない、初年度からこのKPIを達成するのは厳しく段階的な設定が必要、また、魅力的な施設とするため別のKPI設定を妨げるべきではないという意見がございました。  これらを受けまして、KPIについて基本的目標値は維持しつつ、幅を持たせることや段階的な設定、他のKPIの提案をできるように修正したいと考えてございます。  ④の業績低迷時についてでございますが、KPIは質の観点も考慮する必要があるという意見でございましたり、評価委員会の意義に関する意見がございまして、これを受けまして、改善要求を出す際には質的な面も評価委員会で考慮した上で判断すると修正したいと考えてございます。  次に、三ページ目の3募集要項(案)の構成を御覧いただければと思います。先ほどの選定委員会の意見も踏まえ募集要項を整理したものでございます。ここのかがみ文では、項目と主な内容を抽出して記載してございます。  なお、実際の募集要項案は、右肩ページ番号で申し上げますと五ページ目より添付しております。若干事務的な資料ではございますけれども、こちらに基づきまして少し説明させていただければと思っております。なお、中身につきましては、これまで御報告してきた内容がほとんどとなりまして、また主な変更点は先ほど申し上げたとおりでございますので、ここでは大きな構成について御説明させていただければと思っております。  まず、右肩七ページ目を御覧いただけますでしょうか。こちらに募集の主旨を記載してございます。  続きまして、八ページ目に事業の概要ということで、(1)で基本的な考え方、(2)で主な機能を記載しております。  同ページの下部、①のところですけれども、その機能として、一つが、既存産業活性化、九ページ目に移っていただきまして、真ん中より少し上の部分ですが、②として起業・創業支援、③として産業と連携した学びの支援、一〇ページ目に移っていただきまして、④として区民・事業者に開かれた場ということで、これまで御説明してきた四つの機能を備えていくことを記載してございます。  下部の(3)でございますが、中長期的なビジョンということで、次の一一ページ目に、これまでお示ししてきた図を掲載してございまして、事業者ともこれら将来像を共有した上で御提案をいただきたいという趣旨でこういったものも共有したいと考えてございます。  同じく、一一ページ目の一番下でございますが、(4)には区の関与と区内産業団体の連携について記載してございます。先ほど申し上げましたように、現在実施している地域連携型ハンズオン事業などにつきましては、今後新拠点に移していくことでありましたり、産業団体との連携などについてを記載している箇所でございます。  一二ページ目からは、貸付条件等ということで、貸付範囲利用制限についての記載でございます。  少し飛びまして、一四ページ目でございますが、工事の内容や負担について、こちらは前回常任委員会でも御報告した内容を踏襲した記載をさせていただいてございます。  一五ページ目の中段でございますが、(3)ということで、運営委員会を設置すること、評価委員会を設置すること、また、(4)として成果指標についての記載をしてございます。成果指標につきましては、先ほどのとおり、段階的な目標値の設定、新たなKPIの提案、その場合に当初設定KPIに幅を持たせることなどを記載してございます。  次の一六ページ目には、具体的なKPIの数値を記載してございます。  また、一番下の(5)のところで、基本協定に掲げる項目や賃貸借契約の期間は十年とすることなどを記載してございます。  一七ページ目の中段の(6)でございますが、業績低迷時の終了手続についてということで、こちらもこれまでの御報告内容を基に記載しておりまして、先ほど申し上げたKPI設定時に質的な面を考慮すること、そういったところを追記してございます。
     一九ページ目でございますが、(7)賃借料ということで、こちらも今までどおり月額百万円を下限とすることなどを記載してございます。  (8)は区と運営事業者の修繕・管理の分担についての記載でございます。  少し事務的なところがさらに細かくなりますので、飛ばしていただきまして、二四ページ目を御覧いただけますでしょうか。提案書の審査についてということで、(1)として書類審査、(2)でプレゼンテーション審査を行うことなどを記載しております。審査委員につきましては、前回の常任委員会で御報告した方々のお名前を記載してございます。  最後に、二六ページ目に公募のスケジュールを記載しております。公募要項案につきましては、このような構成で策定してまいりました。  三ページ目のかがみ文にお戻りいただけますでしょうか。表の下、4説明会意見交換会開催概要についてということで、六月一日、二日に地域住民説明会意見交換会を開催いたしました。  主な意見としましては、例えば校庭は分割すべきでない、もしくは中学校側はもっと狭くてよいのではないか。児童の運動能力が低下するんじゃないか、児童のセキュリティーとプライバシーをどう確保するのかといったような意見でございましたり、また、校庭を融通し合うことも検討してはどうか、小学校側スポーツコート間のバッファーを協議してほしいという意見もいただきました。また、在宅勤務や交流ができる施設となってほしい、現在の校舎の雰囲気を残してほしいといったような意見もいただいたところでございます。  次に、三ページ目の一番下、校庭分割についてでございます。こちらは、前回五月の常任委員会で御報告いたしましたが、次のページの図のように、小学校側約五千七百平米、旧中学校側約二千五百平米、七対三となる地点で分割し、約二千五百平米を使って新たな拠点において活用して活動を行っていきたいと考えてございます。  最後に、6の今後のスケジュール(予定)でございます。区としましては、七月四日を目指して募集要項を公表し、公募を開始したいと考えております。その上で、十二月上旬を提案書締切りとし、選定委員会による審査を経て、令和五年一月下旬には契約相手候補となる事業者を決定してまいりたいと考えております。  その後、各種工事等を経まして、最終的には令和六年一月頃の施設運営開始を目指していきたいと考えてございます。  説明は以上です。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 御説明ありがとうございます。まず、校庭の分割の件でちょっと伺いたいんですけれども、説明会でも住民の方からいろいろと御意見が出ていたと思うんですけれども、面積の分割の割合について、まだ交渉の余地があるのではないかというふうに、もっとそれについて話し合いたいというアプローチがあったというふうに思うんですけれども、プロポーザルを開始するということになると、交渉がちょっと滞りますよね。この辺はもうちょっと後回しにするということは考えられないでしょうか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 校庭の分割割合、境界の話だと思います。我々としましては、土地の境界は、提案をいただいている事業者提案にするというような事項ではなくて、区側が責任を持って定める事項かと考えております。これまでも議会の方からも、民間丸投げにならないようにというふうな御指摘もいただいてまいりましたけれども、その仕組みをこれまで考えて御提示してきたときに、区有地のどこで境界とするかという大きな事柄を民間提案とすることは、今後、我々区側が主体的に関わっていくと御説明してきた内容とも相入れない部分が大きいんじゃないかと思っております。  また、民間事業者の提案という点では、一年前にサウンディング調査も実施させていただきまして、全体を魅力的な施設にするには校庭は重要という意見もいただき、これらも踏まえて、区として検討を重ねてまいり、お示しをしてきたということでございます。  繰り返し説明をしていたところでございますけれども、我々この間、写真なんかもお見せして活動のイメージをお示しさせていただきましたが、ああいった活動を行うには一定の面積が必要であり、それは三千四百平米必要と考えていたところ、集約して実施するということで二千五百平米の案をお示しさせていただいてきたということでございます。  こういったもろもろの事情を総合的に勘案すれば、区としましては、公募の段階で境界を明確に設定した上で、公募を行うべきと考えてございます。  一方で、小学校側でのイベント時などの互いの融通などについては、対話を重ねながら柔軟にウィン・ウィンとなる方策を検討していくということは十分あると考えておりますので、そういった面で対話は引き続き続けさせていただきたいと考えております。 ◆たかじょう訓子 委員 プロポーザルをもうちょっと遅らせるとか、そいうことがなぜ検討できないかというのを伺わせていただきたい。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 これまで区側としましては、PTAさん、各スポーツ団体さんへの説明でありましたり意見交換、対話を重ねさせていただきました。また、四月二十一日の陳情審査においても、継続審査ということでありましたけれども、ウィン・ウィンのということで、我々なりに模索し、新たな分割案を示し、芝を残すことでありましたり、二つの団体が同時に活動できるような案をお示しし、さらには、それ以前からも照明の設置や、水はけのよい土への入替えなど、要望いただいていた内容についても、教育委員会とともに検討し、お示ししてまいりました。  また、既に旧ものづくり学校は五月末で閉校しておりますけれども、空き家と今なっております。治安の観点でありましたり、地震等有事の際の安全性の観点、施設の劣化の懸念、財産の有効活用の観点からも、早期に工事にも着手すべきと考えてございます。  さらに、加えまして、区内産業を取り巻く昨今の状況でありましたり、提案を検討していただいている民間企業参入意欲なども含めて、これまでの経緯等、様々な状況を総合的に勘案すれば、また耐震工事事業者決定スケジュールというのも鑑みれば、七月からの公募を開始させていただきたいと考えております。  なお、繰り返しになりますけれども、個別に団体さんなどと対話でいただいている、先ほど申し上げましたコート間のバッファーであったり、境界のフェンスの在り方、また小学校イベント時の融通し合った活用などについては、公募開始後であっても調整ができるため、引き続き対話を継続し、先方の意見の集約などもいただきながらよりよいものにしていきたいというふうに考えてございます。 ◆たかじょう訓子 委員 ちょっとここで、一番最初は六・四の割合で四割を活用するという話から、住民の皆さんのお声を聞いて対話をするということをやっていきますということで、それで前回のときに示していただいた三割程度の利用に少し狭めましたよね。この根拠、ごめんなさい、前回誰かが質問したかもしれないんですけれども、この三割にした根拠というのを教えていただけますか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 まず一つが、小学校側の校庭の視点から見た場合に、団体さんから要望をいただいていた二つの団体が同時に活動できるということで、大きくサッカーコートと、右に芝生で、そこにまたフットサルコートが引けるようなものをお示ししてまいりました。それを二つ入れるということで考えたときに、六〇%から七〇%東側に境界線をずらせばそれが一つはまるという観点で検討させていただいたということ。もう一つ、中学校側の視点から見れば、これまで御提示してきているいろんな活動をしたいということを申し上げてまいりましたが、それを集約させれば、九百平米分右に、東にずらしたとしても何とか実施できるんじゃないかというふうな両面から検討して、こういった案をお示しさせていただいているということでございます。 ◆たかじょう訓子 委員 住民の皆さんの声を聞いて、要望を聞いて、それで変更したということは評価します。  それで、事業者に委託した場合に、それで採算が取れるかどうかという視点ではどうなのかというのをちょっと伺いたいんですが。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 事業者に校庭も含めて一体的にお貸しをするということでございます。サウンディング調査なんかで聞いておりますのは、校庭は、我々としても広く誰もが入ってきて利用できる場にしてほしいということを前提としておりますので、そうした場合、そこでマネタイズといいますか、お金を稼ぐということはなかなか難しいと思っております。  一方で、校舎もしくは体育館を活用して様々なコンテンツを提供することで稼いでいただいて、校庭はそこにつながる様々な校舎の中から染み出す活動でありましたり、ひとつ施設全体の顔ということも申し上げておりましたが、そういった観点で校庭を使っていくということで、一部イベントなんかでマネタイズできる部分はあると思いますけれども、そこで経常的に稼いでいくというのは難しいんじゃないかというふうには考えてございます。 ◆たかじょう訓子 委員 今の御説明だと、三割に設定した必要性というか、根拠がちょっと薄いかなというふうに思ってしまったんですね。やっぱり住民の方も、何で三割なのか納得しておられないから、多分もう少し少なくてもできるんじゃないのと、三割程度で大丈夫なんだったら、もうちょっとでも大丈夫なんじゃないのというふうに、やっぱり根拠がちょっと薄いんじゃないかなって思うんですね。この辺はどうなんですか。お願いします。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 三割というか、我々としましては、もともと四割必要という考えがスタートでございます。それを、この間お示ししました四つの使い方、様々な実証でありましたり、スタートアップさんの起業、創業の支援、もしくは子どものワークショップであったり、地域のコミュニティー、そういったコミュニティーに資するイベントなんかをするときには、サウンディング調査なんかも経ますと、やはり大きな意見としては、当初示していた四〇%、三千五百平米が必要というふうな意見もいただいて、我々としては市場調査を踏まえてその面積が必要ということ考えているところを、集約して何とかできないかということで二千五百平米をお示しさせていただいているところでございます。  また、前回の常任委員会資料でお示ししてきました他の自治体の広場、空間の利用につきましても、大阪の事例なんかも出させていただきましたけれども、あそこも約二千五百平米ということで、他の実際にやっているところの事例も参考にさせていただいて、二千五百平米に集約してやっていけないかということで、六・四を七・三ということでお示しさせていただいているということでございます。 ◆たかじょう訓子 委員 やはりちょっと根拠が曖昧だというのもあって、その辺の説明が住民の方にちゃんと伝わっていないというふうに思います。プロポーザルの日程についても、柔軟に検討していただきたいと私は思っておりますので、そこは要望させていただきます。  それと、もう一つなんですけれども、この内容なんです。内容について、事業者に丸投げというのではなくて、例えば区が政策に生かすべき内容について、どのようにフィードバックできるのかという、その辺は区がどのように考えているのか、ちょっと伺いたいです。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 もともと産業政策としてやっていく必要があるような事業者支援でありましたり、創業支援を、ここの池尻の地に集約してやっていくということでお示しさせていただいていますので、フィードバックというよりも、実際にこの場を使って産業政策を実施していくということが一つ。あとは、今までのものづくり学校と違うところは、運営委員会に区と事業者が共に入って、共に企画をしながら進めていくという観点で、フィードバックというよりは、じかに運営していく立場ということで、そこら辺がこれまでと大きく違うところであるかなというふうに考えております。 ◆たかじょう訓子 委員 最後です。ぜひこの事業をやっている上で、区内の事業者の傾向であるとか、どんなことに問題を抱えているのかとか、そういったことが表われて、それをつかめる場所でもあるというふうに思うんです。そこは、区の政策につなげるという意味でも、ぜひそれができるような内容にする必要があるんじゃないかというふうに思っているので、ちょっとそれは検討していただきたいと要望します。 ◆ひえしま進 委員 説明会を六月一日、二日と開催されて、これまで区民との対話をしっかりお願いしたいということを言ってきましたけれども、今お話を伺っていると、内容は、ある程度柔軟に変更できたり、また新しく考えたりできるということなんですが、今後も定期的に区民の方との意見交換会みたいなものを開催し続けていくという理解でよろしいのかお答えください。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 引き続き、PTAさんでありましたり、スポーツ団体さんからは、境界のフェンスの仕様でありましたり、サッカーコートと芝のところの幅がどれぐらいかということでありましたり、もろもろ引き続き調整をしていかないといけない事項がたくさんあると思っておりますので、公募を開始した後でもそこはできる話だと思っておりますので、引き続き対話、相談ということはさせていただきたいと当然考えてございます。 ◆ひえしま進 委員 今回の公募に係ることについても結構不安に思っている方もいらっしゃるようなので、引き続き、丁寧にそのプロセスの情報公開をしていただきたいと要望して、終わります。 ◆高岡じゅん子 委員 公募の要項の中で、特に区民と事業者に開かれた場としての位置づけということが要項の中にも書かれていると思います。もちろん区のほうが、今ひえしま委員からもお話があったように、区と地域住民との話合いというのもぜひ続けていただきたいと思うんですが、さらに事業提案の募集要項の中に、四つ目の大事な点として、事業者だけでなく区民にも開かれた場として運営していくということが書かれていますので、応募してくださる方にも、開設以降とか、それからその計画が実現していくに当たっても、きちんとどういう意図でどういう使い方をするということを区民に、区民と対話をしていく姿勢があることがとても大切だということを伝えていただきたいなと思っています。  先ほどのたかじょう委員からの質問の中で、校庭部分というのは、そこから収益が得られる場所ではないというふうに想定しているとおっしゃっていらっしゃいました。もともとは保育園ができることによって最初使えるところがかなり減る、そういう中から、だったら全部必要だというようなところも出てきた中で、今回位置が少し動きました。結局、芝生というのは、校庭でもメンテナンスをすごく皆さん苦労していらっしゃって、たくさんもらうということはたくさんメンテナンスをしなきゃならない。収益性ということを考えたときに、事業者のほうで、いや、ここまで要らないですという提案が出てくる可能性も私はあるのかなと思っています。  一応ここまでお使いいただけますよという図面を区のほうから出して、もちろんこれがないと考えられないので必要だろうとは思うのですが、こういった中で、例えば事業者のほうで、ここまでの間口を使うことにすごく絶対的なメリットが必要なわけではないというような意見も出てきた場合に、地域と区と、そして事業者の全部が納得する形で、最終的な契約のときに本当の確定というのが出てくると思うので、ぜひ事業者の方も含めて粘り強く対話をして、地域の方と区と事業者がみんなウィン・ウィンになるような新しいビジョンなり提案の受け方というのを工夫していっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 事業者とは、公募要項の中でも提案を受けて区と協議をして、最終的な仕様を固めていくというふうなところたくさん記載してございますので、最終的に採択された事業者とも、校庭の利用もそうですし、校舎の使い方、体育館の使い方、全体の運営の仕方なんかも密接に協議を重ねて、最終的なものをつくり上げていきたいと考えております。 ◆高岡じゅん子 委員 ぜひ事業者の方に、プロセスの住民との対話ということを大切にしていただくように働きかけていただいて、これからプロポーザルが進んでいくに当たっての選考の状態とか、そういう方向性に関しても、できる限り住民の方が不安にならないように、対話と透明性ということを、区のほうで心がけていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 御指摘のとおりだと我々も思っておりますので、議会への御報告も含めて、地域住民の方への情報提供、そういったところを気をつけながら説明、検討を進めていきたいと考えております。 ◆中山みずほ 委員 今までの議論とちょっとかぶるので手短に聞きますけれども、私も説明会に参加させていただき、二日目はいそだ議員が、手分けして確認して共有させていただく中では、やはり今まで各委員からあったように、丁寧な説明をこれからも必要だなというふうに感じています。  対話に関してちょっと具体的に聞きたいんですが、募集して事業者が決定した後、事業者とも対話する場というのはあるんでしょうか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 決定した後も、区からまた地域への御説明は必要だと思っていますし、その際には、最終的にはどういった事業者になるかというところも含めないとあれなんですけれども、我々としては事業者も共に説明をしていくということで想定をしてございます。 ◆中山みずほ 委員 ぜひそこは区側から、やっぱり直接聞いていただくことで分かるものというのがあると思うので、お願いしたいと思います。  あともう一個、細かいんですけれども、フェンスのところで開閉は、もちろん防犯のいろんな面も考えてですけれども、できるものなんでしたっけ。すみません、念のためです。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 まず、今の小学校全体として医療救護所になっておりますので、フェンスを設置した後であっても扉をつけることは必要だと考えておりまして、行き来ができるような形にはしなければいけないと思っております。一方で、その扉の仕様につきましては、学校長からも、これぐらいの幅があったらいいとか、もっとあったほうがいいとかいろんな御要望もいただいていますので、その仕様についてはPTAさん、学校長などと相談をしながら、最終的に進めていきたいと考えてございます。 ◆中山みずほ 委員 分かりました。ちょっと開閉の自由度みたいなところもちょっと気になっていました。今後使い方、その他、住民の方の御意見を伺う中では、そこも実は大事なんじゃないかなと思っています。  あと、実際の公募ところで三点だけ伺わせてください。この公募広報、公募しますというのは、恐らくサウンディング調査した事業者さんにはいくと思うんですが、それ以外でどのような形で公募されるんでしょうか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 我々として、今、広報を考えておりますのは、当然ホームページや区のSNS、そういったところを活用することは当然ですけれども、あと御指摘のありましたサウンディング事業者へのお知らせでありましたり、産業団体などを通じたお知らせに加えて、プレスリリースも考えてございます。昨年、一年前にサウンディング調査をしたときも、最終的にネットニュースに取り上げていただいて広く周知された面があると思いますので、プレスリリースなんかも活用しまして、取り上げていただけるような工夫をしていきたいと考えております。 ◆中山みずほ 委員 サウンディング調査をしたところは区が選んだところだと思うんですけれども、そこだけに先に周知される、もしくは濃度を濃くいくよりは、やっぱり広く公募していただくことが公平ですし、あと、よりよい御提案もいただけると思うので、ぜひプレスリリースはやる方向ということであれば、ぜひやっていただきたいなと思います。それは要望です。  あと二点です。もう一点は、今度一六ページでしたか、KGIという言葉が出てきたと思うんですけれども、これに関しては、今までKPIの話をすごく細かくされていて、ここで出てきた何か理由というのはあるんでしょうか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 一六ページ目にKPIを載せております。今まで、一六ページの下のほうの「以上のKPIの達成により」というところのKGIに関しましては、分割して①と②のところに大体半分ずつの金額を掲載しておりました。一方で、選定委員会を開催する中で、個別の売上げ増でありましたり、区内経済波及効果というのを算出するのはあまり適切じゃないというふうな専門家の御意見もありまして、施設全体で生んでいく売上げ増、経済効果というふうに少しまとめたほうがより適切であり、また、ここで掲げているKPIとの粒度で考えれば、これはKGIとして掲げるほうがより適切じゃないかというアドバイスをいただいて、今回このような書換えというか、そういった形にさせていただきました。 ◆中山みずほ 委員 要は検討委員の方からの御提案ということでよろしいんですか。分かりました。  あともう一点、これは細かいことで、先の話ですけれども、以前やっぱり、例えばSETA COLORに参加している事業者さんとかと話をしていると、あのものづくり学校はどうなるのという言い方、やっぱりものづくり学校というネーミングが出てくるんですね。しばらくそういうもので私たちもつい会話ではしますけれども、たしかあのとき、うちの会派からの疑問で、商標が事業者に取られてしまっていたと。今回もネーミングはすごく重要だと思うんですが、これから検討だと思うんですけれども、そういったところの商標も含めて、公募前にある程度そこは握っておかなきゃいけないのかなと思うんですが、その辺はお考えが何かありますか。もしくはこれからでしょうか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 そういった意味では、民間事業者からもそういったところを提案していただいて、共に検討していくと考えております。以前、昨年九月一日の常任委員会では、SIB、世田谷イノベーターズベースというふうなプロジェクト名をお示しさせていただきましたけれども、プロジェクト名はそれなんですけれども、実際の施設の名前に関しましては、よりインキュベーションに寄せるのか、ここで言うと三番目、四番目のポーションが大きいのかというところで名前も変わってくると思いますので、事業者の提案も踏まえながら、共に検討していくと。  かつ過去のものづくり学校のような問題が起きないような適切な手続を踏んで決めていくということで考えております。 ◆中山みずほ 委員 要望ですけれども、やっぱり商標って大事だと思うんで、その辺はちゃんと世田谷区のほうで握れるようにしていただけたらと思います。 ◆おぎのけんじ 委員 一ページ、二ページ選定委員の方からの御意見ということでいろいろ書かれていますけれども、これを見ると若干先行きが不安になるというか、端的に言うと、ちょっと甘いんじゃないかなと思ったんですね。  我々の会派としては、これまで何度も言ってきていますけれども、この事業自体がゼロからのスタートじゃなくて、マイナスからのスタートだという前提に立ってほしいと思っていまして、単純な新規事業ではなくて、ものづくり学校でもさしたる実績が出なかったということですとか、ある意味、創業支援という枠組みでは一度失敗していることですとか、あるいは資産価値何十億円という土台を使うということ等々、そういったことの前提の上に成り立たせようとしているということを、選定委員の方にも、今後もつくられていく評価委員会の方にも、あるいは当然ながら事業者にもしっかり理解してもらわないといけないと思うんです。その説明責任というのは、やっぱり区にあると思いますし、その意味で、選定委員の中に入っている部長ですとか、あるいは評価委員に入る政経部長でしたか、極めて責任は重いんだろうなと思います。  区長もこの間、本会議で、うちの代表質問に対して、この問題に関しては不退転の決意で臨むというようなことをおっしゃっていましたけれども、やっぱりそこに関わる全員が同じような覚悟でやっていただかないと駄目だと思うんですね。これはやっぱり事業者が勝手にやる事業じゃなくて、区がやりたいやりたいと言っている事業なわけですから、我々もここまでやむなく譲歩して、結果が出なければ、即刻畳んでくれということで、今回契約形態とかも考案していただいたんだと思いますけれども、それも形だけじゃなくてね、このスキームを厳格に実運用していただかないと、やっぱり話が違うということになってしまうと思いますので、我々も当然ながら、今まで以上に厳しく見ていこうと思いますけれども、皆さん方も、選定委員だとか評価委員が言ったことをうのみにしないで、区民が求めているのはもっと高いレベルなんだということを何度も何度もすり込んでいただきたいと思うんですね。この点、副区長、いかがですか。 ◎岩本 副区長 この間、様々御指摘いただいたのを積み上げて検討を進めてきたと思っております。こういう形で今日御報告させていただいておりますけれども、経済産業部としてはそれなりのノウハウを蓄えてきていると思いますけれども、まだまだこれから本格的な企業支援とかについては、我々も学ばなくちゃいけないことがありますけれども、一昨日、区長も御答弁したとおり、今回改正した新たな条例とひもづけて、区の経済産業政策の一つの柱として位置づけていくと考えてございますので、そこについては、まさに区長と同じになりますけれども、不退転の決意でやっていきたいと思っています。 ◆おぎのけんじ 委員 よろしくお願いします。  その上で改めて三点ほど要望したいと思うんですけれども、お金の面ですね。これは前に出したうちの要望書にも書かせていただきましたが、追加投資に関しては極力抑えてほしいということです。それからもう一つが、やっぱり収益の観点で、収益を上げるというところの検討をやめないでいただきたい。事業者から今百万円という予定額がありますけれども、そこの上乗せをしていくことも場合によっては考えられると思いますので、そういったことも検討の対象としてほしいということです。最後ですけれども、この間も似たようなことを言ったんですが、事業者の決定後になると思うんですけれども、評価委員会に、事業者との利害関係がない実際にスタートアップに投資をしているベンチャーキャピタルの方みたいな方を入れていただきたいんですね。やっぱりコンサルですとか学識の方には分からない現場感があると思いますし、KPIの優先順位的にも、ここの人材というか、評価委員の層を厚くすることが必要だと思っておりますけれども、この点についてお考えがあればお聞かせ願います。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 三点、まず追加投資につきましては、御指摘を踏まえて、そのような方向で我々としても検討をしていきたいと考えております。  また、収益につきましても、事業者が想定以上の収益を上げた場合には家賃の検討をするというところは盛り込ませていただいておりますけれども、一方で、御指摘の点を踏まえて、引き続きそういったところは検討していきたいと考えております。  また、評価委員会にベンチャーキャピタルのような投資家、もしくは経営者を入れるという点につきましても、前回の常任委員会の御指摘も踏まえて、我々としてもそういったことが重要だと思っておりますので、評価委員会のメンバー構成する際には、そういったことも踏まえてメンバー構成を検討していきたいと考えております。 ◆おぎのけんじ 委員 岸田首相もスタートアップへの投資とかスタートアップの育成というものを骨太の方針に位置づけたと思うんですけれども、まさにそれが国策になったという私は認識なんですが、どうせやるなら、やっぱり世田谷からもそうしたスタートアップがどんどん生まれてほしいなと思いますし、世田谷区内に好影響が及ぼされるという小さいスケールじゃなくて、世界と勝負できるぐらいの企業を生み出すんだというぐらいの気持ちでやっていただきたいと思いますし、その可能性のありやなしやについては、しつこいようですけれども、我々としては厳しく見ていきたいと思います。 ◆小泉たま子 委員 この旧池尻中学校跡地における産業活性化拠点、このことについては、私たちの会派はずっと区全体としてやるべきであるし、体育館と校庭はこの事業から切り離すべきだということを申し上げておりますが、このことについては変わっておりませんので、改めてここで申し上げておいて、それで、いろいろ計画が立てられて進むようですけれども、非常に厳しい目で見ていきたいと考えておりますので、そのことだけを申し上げておきます。 ◆いたいひとし 委員 一ページ目の①の二ポツ目なんですけれども、KPIの目標等も含めて利益水準を確保するのは難しいのではないかと書いてあるんですけれども、前から言っているとおり、この事業をするに当たっては、やっぱり相当の経費がかかると思っているんです。例えばこれは事業者の努力にもよるんでしょうけれども、少なくともどのぐらいの経費をかけないとKPIが、一年目ということでかかるというような見込みとかというものもあるんでしょうか。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 KPIにかかる費用の見込みということで申し上げるとより例えば我々が申し上げているようなインキュベーションマネジャーやコミュニティーマネジャーを連れてきていただいて実施するというふうなこと、そこに、より効率的、より効果的なノウハウ、知見なんかを生かしていただいて、民間事業者に担っていただくということで考えておりますので、もちろん地域連携型ハンズオン支援事業などでやっているところも参考にしてはおりますけれども、KPIを達成するために何千万円が必要というところを明確に申し上げるのはなかなか難しいかと思っております。 ◆いたいひとし 委員 今類似の事業を見れば、どのぐらいかかるかというのは、世田谷区は予算を出していますから、そのぐらいの経費はかかるだろうということで逆算して今質問しているんですね。このぐらいの経費がかかるという、行政自らがそういう試算をしているので、そうすると本当にこの事業を受けてくれる事業所の経営状況、それから十年間の収支状況というんですか、そういうものを事前にしっかりと見定める必要があろうかと思うんですけれども、今ちょっと資料を見ても、どこにもそれをピックアップできるようなところがない、私は分からなかったんですけれども、そういうことが事業者募集のこの書類の中に反映されるものなんでしょうか。まず、そこの考え方を教えてください。 ◎納屋 産業連携交流推進課長 説明を飛ばしてしまったんですけれども、そういった意味では、資料の二六ページに、前のページから評価基準について申し上げているところでございますけれども、二六ページ目の⑫に初期投資に伴う資金計画、⑬に資金の収支計画、十年間の支出と収入、また、⑭にその企業の財務の安定性、そういったところも見させていただくことで考えております。したがいまして、そういったランニングの収支でありましたり、その企業の体力といったところも、この提案をいただく段階で我々としては見させていただきたいというふうに考えてございます。 ◆いたいひとし 委員 了解しました。先ほどおぎの委員も言っていましたけれども、追加で世田谷区が出すようなことがないように、そこは厳格に私たちは申し上げておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━羽田圭二 委員長 次に、(4)その他ですが何かございますか。 ◎畑中 世田谷清掃事務所長 自動車事故の処理の終了について御報告させていただきます。  一月三十一日の当委員会で御報告をいたしました区内桜上水一丁目二十五番先の路上におきまして、一月十四日に発生した自動車事故の処理について、相手方との交渉が整いましたので御報告いたします。  事故の内容でございますが、区の職員が運転する軽小型貨物自動車が、可燃ごみを収集し、清掃工場への搬入途中、渋滞により停車していたところ相手方車両に追突されたもので、職員二名のけがと車両に物損を負ったものでございます。  発生当時、区は無過失であると推定されると御報告させていただきましたが、事故後、相手方との示談交渉を進めた結果、相手方の過失が十割で確定し、物損について全額賠償していただきました。  なお、修理した内容でございますが、破損したテールランプなどの部品交換、塗装などで、金額は合計五万五千七百四十二円でございました。  また、救急搬送された職員二名は大けが等には至りませんでしたけれども、治療費を含む費用が発生しておりますので、別途相手方とそれぞれの職員との間で損害賠償について内容、金額を取り決めましたとのことでございます。  報告は以上でございます。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○羽田圭二 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━羽田圭二 委員長 次に、2資料配付ですが、お手元の資料のとおりですので、後ほど御覧ください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━羽田圭二 委員長 次に、3請願の継続審査についてお諮りいたします。  令元・一一号「東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める要望書に関する陳情」外九件を請願の継続審査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○羽田圭二 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━羽田圭二 委員長 次に、4閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。 1. 区民生活及び環境行政について 2. 女性及び青少年対策について
    3. 産業振興について とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○羽田圭二 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━羽田圭二 委員長 次に、5協議事項に入ります。  まず、(1)行政視察について協議をいたします。  当委員会の行政視察につきましては、前回の委員会において、七月十四日木曜日、十五日金曜日の一泊二日で行うこととし、視察先、視察内容等については正副委員長に御一任いただいておりました。本日は、正副委員長で調整した案をお配りしております。  それでは、本案のとおり実施したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○羽田圭二 委員長 それでは、当委員会の行政視察をお手元の案のとおり実施することに決定いたしました。  なお、行程などの詳細につきましては、別途事務局を通じてお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━羽田圭二 委員長 次に、(2)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は、年間予定である七月五日火曜日正午から開催予定としたいと思いますがよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○羽田圭二 委員長 それでは、次回委員会は七月五日火曜日正午から開催予定とすることに決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━羽田圭二 委員長 その他何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○羽田圭二 委員長 特にないようですので、以上で本日の区民生活常任委員会を散会いたします。     午後一時散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   区民生活常任委員会    委員長...